「おばかタレントブーム」などで、テレビで大人が子どもの問題を解くような場面をよく目にする昨今。気になっていたのは、「なぜか九九の7の段を間違える人が多い」ということだ。

ある学習塾の先生も、九九を習う子に「7の段!」と、ピンポイントで指導するのを見たことがある。また、漫画などを見ても、『団地ともお』を筆頭に、「九九の7の段が言えない子」というのは、ときどき登場するけど……。

7の段って、覚えにくいのだろうか。だとしたら、なぜ?
私の予想は、
「7は、一ケタでは最も大きい素数であること」
「“しち”が言いづらいこと」など。

実際にはどうなのか。
『新しい算数研究』を発行する東洋館出版社の川田さんに聞くと、大学の先生などに聞いたうえで、まとめとして以下のような回答をくれた。
「確かに7の段は、苦手な子どもが多い、そうです。その理由としては、やはり7(しち)が言いにくいことがあります」
子どもは、通常「なな」と言うことが多いので、「しち」と言うのは、普段使っていない表現を使うため、言いにくく、なかなか数のイメージと結びつかないということが一つ。

また、想像通り、「7が素数であることも関係しているだろう」ということだった。
「7という数字は、元々イメージのしにくい数字です。2とか3とかは、すぐにイメージできるし、それが何個分というのもイメージとして出やすい。たとえば、おはじきが2個ずつ、4つのかたまりがある、つまり2×4ですね。これも、頭に光景が浮かびやすい。でも7という数字は、なかなか浮かばないんです」

さらに、7の段は、比較的わかりやすい「6の段」「8の段」にはさまれているので、よけいにわかりにくい印象もあるのではないか、とのこと。
「6の段、8の段は、2の段、3の段、4の段と大きく関係しているのでわかりやすいですよね? 両方とも答えは必ず偶数です。『6個のおはじきが3つのかたまり』と言われたら、さいころの6の目が3つあるようなイメージが出るのではないでしょうか」
これらは 「あくまでも推測ではあるが、そのように考えられている」のだそうだ。

では、7の段を間違えやすい人はどうしたら?
「7の段は、2の段と5の段を足した答えになります。例えば、4×7は、4×2+4×5です。このようなことを理解していれば、忘れてもすぐに答えが出せますし、イメージもしやすいのではないでしょうか」
逆に、めんどうくさそうな気もするけど……。
「2の段、5の段は九九の中でも、一番易しいと言われる段です。5も素数ですが、答えの一の位が、5、0の繰り返しですから、すぐに覚えます。そのような易しいところをうまく活用して、実際におはじきなどの具体物を活用すると、よく理解できるようになるそうです」
なるほど。九九を覚えるとき、何度も繰り返し口に出し、「音」として身につけていくのは基本ではあるが、だからこそ「しちし、じゅうろく」とか「しちしち、にじゅうはち」なんて誤答が出てきたりもするわけだ。

7の段が苦手な人は、基本に戻って、「2の段と5の段」を足してみるのも良いかもしれません。

九九の「7の段」でつまずく人が多い理由って?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=617408&media_id=58
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1222099791756.html
確かに7の段は難しかった。
素数と云うのもあるんだろうけど、答えに法則性が殆ど無いからね。

まず偶数の段はたいした事無いね。
で、奇数の段。
3の段は数字自体が小さいので問題ない。
5の段は偶数より簡単だね。
1の段なんざ論外。
数字の大きい9の段は、何気に10本の指でカンニングできたりする。
しかし、7の段には9の段のような法則性は無いからね。
確かにイメージしにくいな。

ちなみに俺は普段「7」は「なな」と呼んでます。
「7時」だって「ななじ」だし。
そう云う生活をしてきたんだよ(何)
だから「云いにくい」と云う観点は無いな。

しかし、2の段と5の段を足すと云う考え方は無かったな。
生活の知恵だね(爆)



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