最近はお茶ブームで、日本の緑茶から中国茶まで、幅広い商品が出回っています。でも夏の飲み物と言えば、昔から日本では「麦茶」でした。麦茶は、風味よく飲みやすく、またカフェインを含まないので体に優しく、水分補給に最適。しかも、夏バテ防止の効果も高いと見られています。今回は、麦茶のパワーに迫ります。

■麦茶の香りに血流をよくする効果?

 カゴメ総合研究所と農水省食品総合研究所の共同研究によって、麦茶独特の香りに血液の流れをよくする作用があることがわかりました。この麦茶の香りは、大麦を焙煎することで発生するアルキルピラジン類という成分です。

 研究では、健康な成人ボランティア6名が市販のペットボトル入り麦茶を250ml飲用し、飲用前と飲用後に血液を採取、その流動性を測定したところ、飲用30分、60分後に採取した血液の流動性が有意に向上、さらに90分後においても流動性向上の傾向にあったそうです。

 夏バテの原因は色々ありますが、汗をかいて水分が排出されることで、血液の流れが悪くなると、疲労しやすくなります。ですから、ただ水分を補うだけでなく、血液の流れをよくする働きのある麦茶を飲むことは、夏バテ防止・解消のためにはより効果的と考えられます。

■水分補給に適した麦茶の魅力

 他にも、麦茶はさまざまな働きをする成分を含んでいます。


 昔から麦茶は胃をあらさないと言われていると聞いた事がありますが、全国麦茶工業協同組合によると、静岡大学と京都薬科大学と共同で麦茶の抽出物をテストしたところ、胃の粘膜を保護する作用の(他にも糖尿病合併症予防等も)あることがわかりました。


 麦茶は、コーヒーや紅茶などと違い苦みや渋味の成分であるカフェインやタンニンを含んでいません。病気の人やお年寄り、赤ちゃんまで、また眠る前でも飲むことができます。


 大麦は、カラダを冷やす働き(陰性)があるので、暑さでほてったカラダを癒すにはぴったりです。ただし、冷え症が気になる人、風邪等ひいている時等は、人肌にあたためて飲む等、冷たい麦茶の飲み過ぎに気をつけましょう。

 他にも、様々な作用についての研究がすすめられています。

■麦茶がすぐに白濁するのはなぜ

 麦茶は、足が速いと思いませんか? 私は、煮だした後に、パックを入れたまま冷やしておくのを忘れて1晩おいて、翌朝見ると白濁し、においが気になったことがあります。

 どうやら麦茶のでんぷん質が溶け出すので、早く腐るようです。麦茶を煮だした後は、パックは早めに取り出しておくのがポイントです。

 そしてすぐに水につけてあら熱をとり、ポットに移して冷蔵室で冷やすこと。夏は飲む量が多いので、たくさん沸かしてもすぐなくなりますが、やはり当日か翌日には飲みきる方が安心です。

■こまめに少量ずつ飲みましょう

 喉が渇いている時は、一度にガブガブ飲んでしまいがちです。でも胃液が薄くなり、もたれた感じになりますよね。夏の水分補給は、コップ半分から1杯程度をこまめに飲む方が、胃に負担をかけません。

 ちょっと冷たいものの食べ過ぎで、おなかが冷えていると思う時は、冷たい麦茶より、人肌くらいのほんのり温めた麦茶を飲むようにしましょう。

麦茶で血流促進、夏バテ防止
http://allabout.co.jp/gm/gc/2870/
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1282480&media_id=77
俺ゃ夏と云わず、年中麦茶です。
この時期は消耗が激しいから、1日2Lは沸かさんと足りなくなるよな。
なので、傷みやすくてもコンスタントに消費できるから大丈夫なんだな、これが。
カフェイン含んでないし、体温下げる効果があるというのは知ってた。
でも胃を守る働きがあるってのは知らなかったな。
確かに夏バテしやすいこの時期にはうってつけの飲み物だ。

ところで、何でこの時期に「ムギちゃんの麦茶」再販しないのかが謎だ。



瓦町22-8 ・ 95/100

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