第42回全日本大学駅伝は7日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロに26チーム(うちオープン参加1)が出場して行われ、10月の出雲全日本大学選抜駅伝を制した早大が5時間13分2秒で15年ぶり5回目の優勝を果たした。早大は1区9位と出遅れたが、4区で3位からトップに立ち、5区以降で差を広げて独走。01年に駒大がマークした5時間14分12秒の大会記録を大幅に更新した。2位に駒大、3位は箱根駅伝総合2連覇中の東洋大、昨年優勝の日大は4位、東海大が5位に続き、6位の明大までが来年のシード権を獲得した。山梨学院大は9位で、第33回から導入された出場校決定シードに初めて漏れた。

 ▽総合成績(8区間=106.8キロ)(1)早大(矢沢、大迫、八木、佐々木、志方、猪俣、前田、平賀)5時間13分2秒=大会新・15年ぶり5回目の優勝(2)駒大5時間15分22秒(3)東洋大5時間16分21秒(4)日大5時間19分18秒(5)東海大5時間19分45秒(6)明大5時間19分52秒

 【区間最高】=◎は区間新▽1区(14.6キロ)設楽啓太(東洋大)42分42秒▽2区(13.2キロ)◎鎧坂哲哉(明大)37分38秒▽3区(9.5キロ)◎油布郁人(駒大)27分2秒▽4区(14.0キロ)佐々木寛文(早大)40分23秒▽5区(11.6キロ)◎志方文典(早大)33分47秒▽6区(12.3キロ)窪田忍(駒大)36分3秒▽7区(11.9キロ)飯田明徳(駒大)35分9秒▽8区(19.7キロ)ガンドゥ・ベンジャミン(日大)56分42秒

 ○…6位明大は7位日体大とわずか8秒差で2年連続シード権を確保した。西監督は「アンカーが何とか踏ん張ったが、レースとしては不完全燃焼」と苦笑いした。スタートで11位と出遅れたが、2区でエース鎧坂が区間新の快走で4位に押し上げたのが大きかった。チームを救った立役者は「自分がチームのペースをつくれてよかった」と満足そうだった。

 ○…駒大は6区まで1、2年生を起用しながら安定したレース運びで2位。大八木監督は「若いメンバーなりに収穫があった。順調」と手応えをつかんだ様子だ。3区区間新の1年生・油布は「思い切った走りができて自信になった」と笑顔。箱根駅伝に向け、大八木監督は「うちか東洋大で、早大の3冠を何とか止めたい。面白くしますよ」と意気盛んだった。

 ○…右ひざ故障で調整が遅れ、これが今季の主要駅伝初出場だった東洋大のエース柏原は2区で区間4位と力を発揮できなかった。「1区でいいスタートを切ってくれたのに、自分がふがいない」と悔し涙だ。チームも序盤はリードしたが、早大に逆転され7区では3位に転落した。来年1月の箱根駅伝では総合3連覇がかかる。柏原は「期待に応えられるように全力でやる」と雪辱を誓い、酒井監督も「挑戦者の気持ちで挑む」と話した。

 ○…最終8区で下級生が必死の追い上げを見せ、チームをシード権獲得に導いた。日大の2年生ベンジャミンは11位から7人抜き。「きつかったけど、目の前の選手を抜くことに集中した」。ケニアからの留学生で、昨季までの大黒柱ダニエルを連想させる走りで区間賞を獲得した。東海大の2年生、村沢も9位から5位に押し上げた。9月に足首をねんざしたそうで「シードを取れてよかった」と笑顔だった。

<全日本大学駅伝>早大15年ぶりV 大会記録も大幅更新
http://mainichi.jp/photo/news/20101108k0000m050028000c.html
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1399227&media_id=2
たまたまチャンネル回してたら、第4中継点直線で早稲田と東洋が並んで走ってて、中継点でわずか1秒差(見た感じ1秒も無いだろうと云うか同着と云っても過言ではないかもしれん)と云うアツい内容だったので、そのまま昼更かしして見てもうたがな。
その後は7区で駒沢が2位に浮上したけど、その後の8区がすごかった。
日大のベンジャミンが10kmで2分半差をひっくり返し、シード圏内の6位に浮上すると、それを追いかけるように東海の村沢(日本代表)もシード圏内に入り込む。
結局ベンジャミンが7人、村沢も4人抜きと云う脅威の追い上げを見せた。
逆にわずか8秒差でシード権を失った日体は見てて切なかった。
そう云うルールだから、と云ってしまえばそれまでだが、ゴール直前まで護ってきたのを奪われてしまったと云う心情は計り知れない。
さぁ、早稲田が出雲・伊勢の2冠を果たした。
史上3校目となる箱根を制しての3冠達成はなるか。
正月の見所が一つ増えましたな。



2休

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