東日本大震災から27日。東北地方を再び強い揺れが襲った。7日深夜、仙台市などで震度6強、盛岡市などで震度5強を観測した地震は、復興に向け歩み始めていた被災地に追い打ちをかけた。「あの時と同じような激しい揺れだった」。自宅で、避難所で、被災者たちは再び不安を募らせた。

 ◇宮城
 7階建てマンションの6階に住む仙台市宮城野区の主婦、飯島光井さん(65)は「ちょうど寝たところだった。真っ暗の中、置物が落ちてきて足の踏み場もない」と突然の揺れに驚いた様子。「また余震だと思ったのだが。大きい揺れだったので動揺している」と声を震わせた。
 仙台市青葉区の市中心部にある毎日新聞仙台支局では、机や棚の上のものが落ち、小刻みで激しい揺れが1分以上続いた。ビル2階の支局から屋外に退避すると、一帯のマンションやオフィスビルの電気は非常灯を残して一斉に消えた。近くの交差点では信号が消え、通行する車がスピードを落としてそろりと走っていた。遠くでは救急車のサイレンが響いた。周りのビルの窓ガラスがきしむ音が響き、路上にしゃがみ込んで動けなくなる女性や、ビルから離れ道路の中央分離帯に避難する人の姿も見られた。
 仙台市と同じく震度6強を記録した栗原市若柳の会社員、鹿野勝義さん(40)は「3月11日と同じくらいの激しい揺れで驚いたが、前回よりは短かった。タンスが倒れ、食器棚のガラス戸も割れているようだが、停電になって家の中は真っ暗。家族7人がろうそくをともして、一緒に毛布にくるまっている。前回の地震があって、非常食の用意もしてあるが、3歳と2歳の子供もいて不安だ」と話した。
 気仙沼市の大島にある避難所「市立大島小学校」に避難している白幡洋一さん(71)は「体育館が大きく揺れて、跳び起きた。昨日復旧したばかりの信号も消えている。周りでは消防車のサイレンの音も聞こえる」と驚いていた。
 大震災で福島県南相馬市から宮城県名取市に避難し、代表を務めるNPO法人の事務所にいた言語聴覚士の谷地(やち)ミヨ子さん(52)は「細かい揺れから突然、大きな横揺れに変わって本が降ってきた。とても怖くて主人にしがみついた。福島第1原発では知り合いもたくさん働いているので、新たな被害が出ないか心配だ」と話した。
 亘理町の逢隈小学校に避難している元自転車店経営、田中富夫さん(74)によると、地震発生と同時に避難所は停電した。田中さんがいる教室では約25人が寝ていたが、全員跳び起きて、立とうとしてよろける人や、うずくまって動けなくなる人などがいた。けが人はないという。

 ◇福島
 地震発生時、約50人が避難している福島市の県立福島高では、就寝中の被災者たちが跳び起き、布団の上でしゃがみこんで揺れが収まるのを待ち続けた。すでに消灯しており、暗い中でざわめきが聞こえたという。ようやく揺れが収まると、地震を報じるテレビの前に人だかりができた。
 南相馬市小高区から避難してきた男性(28)は「またこんな揺れが来て怖かった。地震から1カ月近く過ぎたのに油断できない」と話し、携帯電話で災害情報を念入りにチェックしていた。

 ◇岩手
 岩手県災害対策本部によると8日午前0時半現在、県内全域が停電した。けが人などの情報は入っていないという。盛岡市内では、ドドドと音と震動の後、揺れが襲った。数秒後に電気が消え、飲食店では棚にある物を押さえようとする従業員がいた。

震度6強 被災者たちに追い打ち
http://mainichi.jp/photo/news/20110408k0000m040157000c.html
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1562310&media_id=2
あの大震災から1ヶ月経とうかと云う時に、まだこれほどの余震があるのか。
聞く所によると、まだプレート活動は活発なようで。
と云うかこの地震、阪神大震災と同じ規模なのか。
それを余震と云うのもすごい話だが。
津波が起こらなかったのは不幸中の幸いか。

とりあえず、東北に住むマイミクさんは全員無事が確認されてるけど、一体いつになったら落ち着くのか。
被災者の精神的苦痛が忍ばれる。



2休

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