日本ではマリファナ合法化をめぐる議論はほとんどされず、もはやタブー視されている感もあるが、世界を見渡せば、実に多くの人々が、実に様々な理由でマリファナの合法化を訴えている。特にアメリカで議論が活発になっているテーマが医療目的のマリファナの合法化。実際に医療目的のマリファナが許可されている州も存在するが、その賛否をめぐって熱い論争が現在進行形で繰り広げられている。

そんなマリファナ合法化の是非をめぐる議論をさらに盛り上げてくれそうな調査結果が発表された。「マリファナを合法化すれば交通事故による死亡者が減る」というものである。

くれぐれも誤解しないで頂きたいが、マリファナを吸ってハイになった状態で車を運転するのは最悪のアイデアだ。そう断った上で、この調査が主張するのは「酔っ払った状態で車を運転することは、マリファナでハイになった状態で運転するよりもずっと危険である」ということである。

経済学者ダニエル・リース氏とマーク・アンダーソン氏は医療用マリファナが合法化されている州における交通事故による死亡者数を調査したところ、マリファナを合法化した州では、合法化によって交通事故の死亡者数が約9パーセント低下したとのこと。

その理由について、ドラッグ使用と健康に関する研究結果など、数々の研究データを元に調査した後に至った結論は「マリファナはアルコールの代わりになるため、飲酒運転が減り、その結果飲酒運転による事故が減る」というものだ。

アルコールはヘロインやコカインや大麻よりも有害であるという研究結果もあるぐらいだから、マリファナを許可してアルコールの摂取量を抑制した方がいいのだろうか? そうすれば交通事故による犠牲者は減る? うーん、そんな簡単なものでもないだろう。が、とにかく今回の調査結果はマリファナ合法化をめぐる議論をより熱くしてくれそうだ。みなさんはどう思われただろうか?

「マリファナを合法化すれば交通事故による死亡者が減る」って……ほんとですか!?
http://rocketnews24.com/2011/12/08/160469/
まぁその考え方は分からんでもない。
上記のように医療目的として役立つなら大いに歓迎されるが、実際はそんな甘いもんじゃないよな。
間違いなく合法外で使うヤツが現れるのは云うまでも無い。
ただマリファナにしろアルコールにしろ、摂り過ぎると悪影響が出ると云う事だ。
何事にも程々が肝心、薬も過ぎれば毒になる、とはよく云ったもんだ。

かつて火薬は危険だった。
しかし今となってはその有効法を見出している。
同様に核や麻薬も危険だ。
しかし、今はまだその有効法を見出してはいない。
このように有効に使える方法が見つかる日は来るのか。



瓦町22-8 ・ 70/70

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