16日午後9時半ごろ、香川県坂出市のJR瀬戸大橋線番の州高架橋上で高松発岡山行き快速マリンライナー(5両編成、乗客約140人)が電気系統の故障のため立ち往生したトラブルで、列車は約4時間15分後の17日午前1時45分ごろ、救援の機関車にけん引されて近くの宇多津駅に向かい、同2時20分ごろ、同駅に到着した。乗客は別の列車に乗り換え、目的地に向かった。乗客と乗員3人に体調不良を訴えた人はいなかった。

 JR四国によると、1988年の瀬戸大橋線開業後、瀬戸大橋上や高架橋上で列車が立ち往生するトラブルはこれまでに6回あったが、停止時間は今回が最も長い。トラブルの影響で、上下5本が運休や部分運休、15本が最大約4時間50分遅れ、約1400人に影響した。

 同社の調べでは、車両故障は、架線から車両に規定量以上の電流が流れ、ショートしたのが原因とみられる。列車は走行不能となり、車両内は照明が消え、空調も使えなくなった。

 17日に会見した田中善一郎運輸部長は「乗客に多大な迷惑を掛け、申し訳ない。原因を詳しく調べ、再発防止を図る」と謝罪。停止時間が4時間以上に及んだことには「夜間で救援人員や車両の手配に時間がかかった」と釈明した。

 四国運輸局は同日、同社に対し、長時間の停止につながったトラブルの原因究明を求める警告文書を出した。

暖房停止140人寒さ震え
 JR瀬戸大橋線の車両トラブルで高架橋上で列車内に閉じ込められた約140人の乗客は、照明が消え、暖房がストップする中、寒さに震えながら不安な夜を過ごした。発生から約4時間50分後に宇多津駅に降り立ち、表情には一様に疲労の色がにじんだ。

 乗客の話を総合すると、列車は「バチッ」という音とともにゆっくりと停止。非常灯だけで薄暗い車内は、暖房が切れて徐々に温度が下がり、コートやマフラーで寒さをしのいだ。

 発生直後こそ電気系統のトラブルとの車内放送があったが、その後の説明はなかったといい、広島市の会社員中野雅彦さん(34)は「あちこちで不満の声が聞こえ、乗務員に詰め寄る人もいた」と車内の様子を明かした。しびれを切らした乗客が携帯電話で高松駅に電話し、乗客同士で情報を共有したという。

 岡山県内に出勤途中だった坂出市八幡町4丁目、宮本健太朗さん(25)は「車両の中はジャンパーを着込んでも寒かった。仕事にも行けず散々」と疲れ切った顔で自宅へと引き返した。

電気ショート、4時間立ち往生/JR瀬戸大橋線
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20120118000142
またえらい所で止まったな。
正確な場所は分からんが、橋に掛かる高架橋だから結構な高さがあるはずだ。
確か海上60mくらいだっけ?
そんな所から車両から降りて歩いて移動と云うのも無理な話だ。
線路沿いに歩いても、一番近い宇多津まで2kmくらいはあるかな?
仮に向かうにしても結構な下り坂だし、発生時刻は21時だから視界も悪い。
場所的にも時刻的にも季節的にもタイミングが悪かったな。
色んな要因が重なりまくって4時間と云う長時間、暖房の切れた車内に缶詰にされてしまった。
乗員乗客の方々、本当に災難でした。

問題はなぜ既定以上の電流が流れたか、だ。
変電所のトラブルか?
こんな事故はあまり聞いた事ないから続報を待つ。



国分寺23-8 ・ 60/60

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